NASH MUSIC LIBRARY

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業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、 ナッシュミュージックライブラリーに関することを わかりやすく説明します

工房ワーク

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新社長就任~ナッシュミュージックライブラリーの新しい「音楽ライブラリ」の取り組み。

コアメッセージ

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音楽ライブラリだからできること。著作権を引き受けること。自由自在に音楽を創るための枠組み。

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決まりきった音階に縛られず、和の風情を現すよう工夫を。それは音楽の要素を分解し、組み立て直し、常識を覆す新しい作品創りの第一歩。

次回新作はレギュラーシリーズ「うきうきジャパン」を予定しています。心が弾む、明るい和風ポップスです。 そのミックスダウン当日。新人作家さんたちの楽曲をチェックすると、お題として指定したはずの「和風」テイストになっていない。理由を聞いてみると、和風ポップス とは、日本のポップス 、つまりJ-popであり、一般的なサウンドのポップスに仕上げればよい、と考えたとの事。 曲自体はとても良くできているのですが、肝心の「和風」のテーマに沿ったサウンドであるとは言えませんでした。 和音階や和楽器を用いた楽曲を「和風」であると当たり前のように考えて作曲を依頼したところ、共通認識として通じていなかったのです。考えてみると、一般的な音楽ジャンルとしては定着していないのかもしれません。 ※和音階とは… ドレミソラだけを使ったメロディー、と定義しておきます。(本当は様々な種類や解釈がありますがそれは別の機会に) こうして、スタジオに残された新人の作家さんたちの楽曲。これをいかに和風テイストに持っていくか...他のアルバムに収録するのもアリだけど...と散々悩んだ結果、発想を逆転する事に。 これまで制作してきた和風作品は和音階を使ったものがほとんどで、これは「和音階に縛られている」とも言えるではないか。 音楽は自由だ、と会社理念を掲げているのに、まだまだ自由になりきれていないところを発見。音楽には決まりきった法則が山ほどあって、知らず知らずのうちに縛られていくんですね。この事に気づかないと自由になれない。決まりきった「和風」の音階以外で和の風情を表現する工夫を行うべきではないか。急遽、尺八奏者の折本慶太さんにご登場いただきました。音色の似ているフルートと間違われないよう、尺八らしい節回しをふんだんに散りばめるようにディレクション。和の心が、新人さんたちの楽曲に吹き込まれていきます。 次回新作はレギュラーシリーズ「うきうきジャパン(仮)」を予定!尺八奏者の折本慶太さんにご登場いただき、心が弾む、明るいポップスに和の心を吹き込んでいただきました 🇯🇵#NashMusicLibrary#ナッシュミュージックライブラリー pic.twitter.com/oA1X1RTddn — 音作品創作工房 ナッシュスタジオ (@nashstudio) June 4, 2021 動画:オクターブ上げで吹いていただけますか?という制作側の無茶振りに、瞬時に楽譜を直しノリノリで答えてくださる折本慶太氏 表情豊かな和楽器の演奏で音階を解釈し直しながら、最も大事なアプローチの部分にも力を入れました。メロディーを、リズムを、楽器を、変えてみる。音楽の要素を分解し、組み立て直す。そんな取り組みが、常識を覆して新しいものを創りだす一歩になりえます。思わぬきっかけから和風サウンドの在り方について改めて思索する事となりましたが、今回のアルバムも非常に満足するものに出来上がりました。 近藤 学 (取締役制作部長)

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業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明します。

こちらは営業チームの会話形式ブログになります。業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明させていただきます。皆様のお悩み解決にお役立ていただけますように! 「Nash Music Libraryの特徴(2)」 A:前回の続きですね。2つ目は、ナッシュスタジオがすべての楽曲を自社で管理しているですよね? J:そう!前々回の業務用音楽ライブラリーの説明の時に「JASRACに申請しなくてもいい音楽ライブラリーが世の中には存在するんだよ」って話したのは覚えてるかな?A:はい、覚えてまーす。 J:OK。ここを言い換えると「JASRACに申請しなくてもいい音楽ライブラリー」=「Nash Music Libraryの曲は、JASRACなどの著作権管理団体に信託(曲の管理をお願い)をしていない」という事になる。A:じゃあ誰が音源を管理するんでしょうか?という流れになりますよね? J:そう。よくわかってらっしゃる。答えは自社(ナッシュスタジオ)で管理しているってことなんだよ。しかも、「著作権」「著作隣接権(原盤権)」の両方とも自社管理♪ A:以前、知人がJASRACに「●△◇のCDに入っている音楽を使いたいんですけど....」とお問合せをした時に「先にレコード会社に(著作隣接権の)使用許可はもらいましたか?」って聞かれたことがあったそうです。その時「著作権」「著作隣接権(原盤権)」って一緒に管理してくれれば助かるのになぁ〜と言ってました。 J:そうそう!音楽を使う側だと絶対にそういう気持ちになるんだよ。ただでさえ、それぞれの窓口に対して使用用途説明して・確認と許可もらって・使用料振込むってなると大変だしね。もし複数の曲を使うことになって、それが違うレコード会社だったりしたらさらに手間が増えてもう大変。 A:自社管理をすることで「著作権」「著作隣接権(原盤権)」の両方の権利処理がワンストップで完了する! J:そう!しかも何曲使っても手続きは1回で済むんだから超便利。それと、使っている最中にいろんな展開パターンが出てきて、、、「あれ?こんな使い方って大丈夫だっけ?......(OvO)」とかいう事もあるよね? A:ありそうです!イベントのBGMとして使ってたら、途中ですごい人気が出てきたので来月からイベントをオンライン配信することになりましたとか。これ制作されている方の立場だと本当焦りますよね。「え......?それって音楽の、許可出してもらえるの???」って。 J:はい♪そんな時もNash Music Libraryならナッシュスタジオに連絡さえすればワンストップで問合せ完了。あ、ちなみにさっきのオンライン配信には、Nash Music Libraryで使用できる範囲なので全く問題ありませんよ。 A:安心♪安心♪ 使う側の目線に立ったライブラリーなんです(めっちゃ手前味噌ですが) さて、次回は、(3)あらゆる用途(メディア)へ使用できることをお送りします。 << 第3回 「Nash Music Libraryの特徴 (1)すべての楽曲が自社制作 」 ※本記事内容は2021年5月時点の情報になります。 著者:宮下丈(営業部長)編集 / カバーデザイン:森あゆみ(マーケティングPR)

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Nash Artists' Labo

【stucktopia】「このアルバムは2020年の僕のありのままの日記です」コロナ禍の自身の生活を音に

アーティスティックで自由自在のサウンドメイク 新しい日常の風景=不思議な感覚に彩られた 「今・この瞬間」を鮮明に描き出すエレクトロサウンド Self Production Note by Kazuaki Iwamoto アルバム制作の話を梨木良成氏 (ナッシュスタジオ音楽制作顧問) から頂き、間もなくしてコロナ禍に。新たな状況下で、どんな音楽を作ればいいのか分からない日々が続きました。「岩本君の好きなように作ってきてください」それだったらこの状況をそのまま音にしてみようと、見切り発車でアルバム制作に取り掛かりました。普段は煮詰まると気分転換に出かけたり友人と飲みに行ったり、そんな当たり前の事ができない生活。気分が滅入っている時でも、とにかくその感情のまま制作しました。環境音、生活音、自分の声。普段の作品には入れない音を、思いつくままに入れています。 このアルバムは2020年の僕のありのままの日記です。 1. life discolorment日常変容 梨木プロデューサーのアイデアで、元々は二つの作品を一曲に。前半から鳴っているフレーズは残りながらサウンドが変化し、穏やかな日常が徐々に不安、違和感に浸食されていく。 2. life infection生活感染 ウイルスの感染、その不気味さ、拡大のスピード感。制作当時はコロナに関する見識がなく、漠然とした、顕微鏡で見た細菌のようなイメージを音で表現。 3. void square虚街  普段は人の多い大阪梅田が閑散とする。緊急事態宣言中は店が閉まり嘘のように人もいない。当初の仮タイトルは「梅田Dystopia」としており、このアルバムのタイトルの由来に。前半はコロナ禍前の賑う街の喧騒を挿入。 4. room guitar for no bars飲みに行けないので部屋でギター 自宅で飲みながらギターを弾く。ハイボールを氷の入ったグラスに注ぐ音を録音して入れる。 5. home cooking for no diners外食できないので家で料理 自宅の台所で野菜を切ったりフライパンで炒めたりしている音を録音して入れる。 6. house cleaning for no reasonせっかくなので家の掃除をする メランニンキューブという凄く汚れがとれるスポンジを購入して風呂掃除をする。洗剤の泡によってカビなどの汚れが落ちる様子が、ウイルスをやっつけているイメージだったので、曲で再現。実際にタイルを擦る音や泡の音などを収録。 7. bedroom dance for no outings家にばかりいるので寝室で踊る この曲を作る段階では、もうかなり気が滅入っており、部屋をダンスホールだと想像し、無理矢理テンションを上げている。 8. sleep apnea for no motion運動不足で睡眠無呼吸症候群 寝てる間に呼吸が止まりハッとする。メンタルだけではなく身体にも影響が。ギターを乱暴にかき鳴らし、不安定な呼吸、うなされている様子を表現。 9. midnight sprint for no reliefいてもたってもいられなくなり深夜に走り出す どうしようもない心の叫び。自分が走っている足音をハンディレコーダーで録音するのに苦労したトラック。 10. life confusion混沌に生きる 梨木プロデューサーのアイデアで、「過激でカオスな」「穏やかな祈りのような」二曲を一曲に。途中、走馬灯のように、先行する楽曲の断片を散りばめている。全世界的なパンデミックの最中、自分自身も現実の状況から抜け出せずにおり、その沼の中にいる自身をそのまま表現している。 岩本和明 (作曲家/ミュージシャン)

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音楽制作顧問

いかに自由に生きたいと願っても多かれ少なかれ人はこの社会の枠組みの中を生きざるを得ない。 画家や音楽家など「表現者」も例外ではない。

<Nashiki's Note 002> 孤立して100%自給自足しない限り、人は基本的に社会に貢献することが要求される。何らかの形で他の人の役に立つことが求められる。生産に従事したり、サービスに関わったり、教育や福祉に携わったり、研究したり、娯楽を提供したり……仕事をするということはそういうことだ。言い換えれば人の役に立たなければ誰もお金を払ってくれない。いかに自由に生きたいと願っても多かれ少なかれ、人はこの社会の枠組みの中を生きざるを得ない。画家や音楽家など「表現者」も例外ではない。創造とは普遍性が「表現者」の独自の新たなかたちを得て現出することだ。個々の人間が持つ唯一無二の立脚点から生まれる独自性と、その存在を支える基層の普遍性が創造的に織り合わされて作品は産み出される。そこに作品は自立する。しかし「表現者」が、社会のためではなくただただ自分の表現のためだけに創作して生きて行こうとしたら、それが社会的ポーズでないのなら、この社会に存在することを無視/拒否しているのと変わらない。表現の深度が深まれば深まるほど、創造的になればなるほど、その表現の独自性は高まり、社会の共通言語から離れていかざるを得ない。それは社会の既成の要求からはみ出し、結果、対価に結びつかない。よほどの運才・弁舌に恵まれて既成社会を説得できる者以外は、「表現者」が真摯であればあるほど、正直であればあるほど、自由であればあるほど、その生存は苦難となり、苦悩は大きくなる。 まず「表現者」はこのなんとも因果な、しかし必然的な負託を背負うことが求められる。野生の植物のように、大地に根をおろして太陽と風の恵みを受けて屹立し、黙々と生き続けるなどというのは、人の生存形態選択肢にはない。だから「表現者」は苦悩する。自由な魂は原理的に苦悩する。 梨木良成 (音楽制作顧問)

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業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、 ナッシュミュージックライブラリーに関することを わかりやすく説明します

こちらは営業チームの会話形式ブログになります。業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明させていただきます。皆様のお悩み解決にお役立ていただけますように! 「Nash Music Libraryの特徴」 A:本日は、Nash Music Libraryの特徴の説明ですね! J:いよっ!待ってました(ドヤ顔)ちなみに全部話すと朝から晩までかかりますがいかがいたしましょうか?A:そ、そうなんですね...(笑)では要約したもので構いません^ ^ J:了解です。主だった特長として以下の3つがあります。 1)すべての楽曲が自社制作であること2)すべての楽曲を自社で管理していること3)あらゆる用途(メディア)へ使用できること Nash Music Libraryのホームページにも書かれていますが、1つずつ丁寧に説明していきます。A:はい!よろしくお願いします! J:すべての楽曲が自社制作であること 音楽素材・効果音素材はすべてプロのミュージシャンによるオリジナル制作です。そして音楽を完成させるミックス作業もすべて自社のスタジオで行っています。 そうすることで一定品質を保つワークフローを実現できるんですね。自社のスタジオでミックスするかというのには、理由があるんです。 現場の編集者や音響効果の方は、普段からかなりの音楽を仕事で使います。同じジャンルの音楽をいくつも使ったりすれば、映像のシチュエーションに併せていろんな音楽を自在に組み合わせる事もあります。 そんな時に1曲だけ聞いた時には、すごく感じが良い曲でも、いろんな曲を組み合わせると、なんか違う感じになったりする事があったりします。 A:「なんか違う....?」あー! 曲によって音レベルの大きさが違ったり、曲の中で使用されている楽器の数に差があるような感じがするとか、そういうことですよね? J:そう。音の大きさならレベルを調整できるけど、編集時、その分余計な時間がかかってしまいますし、さらに楽器の数になってくると、こればっかりはどうしようもないんですね.... A:なるほど。そういった余計な手間が生じないように自社のスタジオで一定品質を保てるようにしているんですね! J:曲自体を選ぶ作業は現場の方のクリエイティブな仕事ですが、それに伴う余計な負担は極力減らしておこうというのがNASHの姿勢とも言えます。 A:いつでも使う側の視点にたったライブラリー目指しております!では次回は「すべての楽曲を自社で管理していること」をご説明いたします♪ 第4回 「Nash Music Libraryの特徴 (2)すべての楽曲を自社で管理していること」>> << 第2回 「著作権ロイヤルティフリーとは」   ※本記事内容は2021年4月時点の情報になります。 著者:宮下丈(営業部長)編集 / カバーデザイン:森あゆみ(マーケティングPR)

Feature

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【津軽三味線】久保比呂志さんに旋律・奏法について確認を行いながら収録。

2019年リリースの「NSR-490 Wild Japan」のレコーディングでは、津軽三味線の大家、久保比呂志さんにご参加いただき、旋律や奏法について相談・確認を行いながら収録を行いました。   今回の録音のテーマは漁師歌、三味線奏者久保比呂志さんによる津軽三味線の古典的な奏法を贅沢に収録中。録音の合間、久保さんに三味線について色々と興味深いお話を聞かせていただいております。 pic.twitter.com/tiC20l5yo6 — 音作品創作工房 ナッシュスタジオ (@nashstudio) November 30, 2018   よりスタンダードな津軽三味線の奏法を中心に、ニュアンスに富んだ演奏を聴かせてくださいました。久保さんは異色の経歴の持ち主でもあり、津軽三味線を全国に広めた初代高橋竹山師の「津軽じょんから節」に感銘を受け、作曲科在籍のピアニストでありながら大学時代に津軽三味線奏者を志して竹山節本流継承者の田中竹仙氏に入門されたとの事です。 (”Mahora Japan” 久保比呂志プロフィールページ: https://mahora-japan.com/hiroshi-kubo/) 録音の合間に興味深いお話を伺うことができましたので一部をご紹介いたします。   三味線は海外でも人気が高いですね。 久保さん:三味線で使用するペンタトニックは世界中の音楽で使われているユニバーサルな音階ですから、理解されやすいのかも知れません。三味線という楽器はとにかくレ・ファ・ソ・ラ・ドの五音階が「ズン!!」と凄く響くようにできているんです。 一気に引き込まれる独特のサウンドです。 久保さん:三味線はペンペンペンペン革に跳ね返ってひたすら前方に鳴る。ギターのようにボディ(空洞) の中に響くのではない、言わば何物にも包まれていない”裸”の音。ちょっと恥ずかしい音なんです(笑) 後は、長唄なんかの優雅で上品な三味線は好きだけど、津軽はジャンジャカうるさくて苦手、と言う方もいませうね。好き嫌いが分かれる津軽サウンドの迫力、インパクト... 三味線の音色は和楽器の中でもずば抜けてユニークですね。尺八にはフルート、琴にはハープと言ったように、西洋の楽器にも対応するものがあるような気がしますが、三味線に似ている西洋楽器はにわかに思いつきません。 久保さん:だから、クラシックやジャズやシャンソンとか、いわゆる西洋音楽のメロディーを三味線で演奏すると笑っちゃうようなことになる。アンサンブルに混じるとすごく浮くんです (笑) オペラ歌手の面々に一人だけ民謡歌手が混じる感じで、全く違うんですね。 確かに、和楽器以外のアンサンブルであまり耳にすることがありません。久保さんはナッシュスタジオの録音に参加されている出口煌玲さん (龍笛・篠笛奏者)や折本慶太さん (和楽器奏者) と日頃から共演されていますね。 久保さん:出口さんとはつい先日、奈良の大仏様のすぐ”ヨコ”で演奏をしてきたばかりです。出口さんは本当に幅広いスタイルのバンドやアンサンブルで演奏されていますね。それこそジャズとかロックとかフュージョンとか。和楽器の演奏だけではなく、様々なコラボレーションの催し・企画をプロデュースしている本当に多彩な方です。 三味線はソロ演奏の印象が強いです。和楽器のアンサンブルの中というより、どこか孤高のイメージと言うか・・・ 久保さん:津軽三味線の始祖である仁太坊は「人真似は猿でもできる」と言いました。津軽三味線はチューニングなんかも大変自由。とにかく自分の世界を追及する。人と違うことをする。そして非常に限られた旋律を一人きりで演奏します。でも実は、一人でコンサートを行うのは今でも怖いくらいなんです。 久保さんのように経験を積んだ奏者がですか? 久保さん:間が持つかな、と心配で (笑) だから話もできないといけないんです。間を持たせるために。その点、竹山先生 (初代・高橋竹山氏) は話もすごく達者でしたね。 また、ジャンルは違いますが、ブルースの演奏家は音楽的にも精神的にも津軽三味線奏者に近いところがあり、共感するところが多いです。ところで、あまり知られていませんが、三味線のルーツは大阪なんですよ。 え、そうなんですか! 久保さん:前身である三線が沖縄から大阪の堺に伝わり、それを堺の琵琶製作者が手を加えて三味線が出来たと言われているんです。ただし、大阪では中々蛇が見つからなかったので猫で代用したんですね。 (※16世紀末の琉球貿易によって伝わったらしい。淀殿のために豊臣秀吉が作らせた三味線である「淀」は現存しており、現在の三味線とあまり変わらない形状との事) 久保比呂志さん演奏曲 この日だけで計5曲の三味線作品をREC完了。すると「勉強になりましたし、上達しました。また声をかけてください」と仰っていただき、こちらが恐縮するほど謙虚で腰が低い久保比呂志さん。素敵な演奏と貴重なお話を誠に有難うございます。 (聴き手/テキスト:村岡)

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コロナに振り回された2020年度を振り返る。制限下で何ができるのかを考え、新しい挑戦を行った年。

■コロナに振り回された2020年度 今年度もたくさんの作品を作ったなぁとサイトのサンプル音源を聴き返しながら感慨に浸っているのですが、2020年度、思い返すと本当に色々ありました。やはり、一番大きいのはコロナの影響ですね。イベント関連が一斉になくなってしまい、大方のミュージシャンが影響を受け、仕事がなくなってしまいました。 ナッシュの仕事の範疇で言えば、曲を作る作家陣にはあまり影響が出ませんでしたが、演奏家さんを現場レコーディングに招く場合には非常に気を遣いました。ナッシュとしても、このコロナ禍で何ができるのかを考え実行してまいりましたが、大勢を集めて行う音楽制作には手をつけることができませんでした。 ですので、今年度の制作物には恒例化していたオーケストラ系の作品はありません。ディスタンスを保ちつつ録音できるのは五人が限度でしたので、その代わりに、ジャズ系の収録が多めとなっております。(スコティッシュもやりました!)各々個別の空間に入ってもらっての収録はこれまで通りで、特に変わりがあるわけではないのですが、オーケストラのような大人数の収録は密を避けられず、どうしても難しかったです。 【REC】ジャズ×スコティッシュ×カフェスタイル#NashMusicLibrary#ナッシュミュージックライブラリー pic.twitter.com/8kXrngJcsI — 音作品創作工房 ナッシュスタジオ (@nashstudio) April 2, 2021 それでもアンサンブルの必要に応じて、一人でスタジオに入っていただき重ね録りする!というチャレンジを行いました。2テイク目は少しマイクから離れて!3テイク目は別の演奏スタイルで!4テイク目は別の弓に持ち替えて!等々、工夫を行いながら。この一人多重録音のチャレンジではいい発見がありました。大勢での収録だと隠れてしまう、演奏者個人のクセや、ひいては表現世界の幅があわらになり、それを活かせたのです。大勢もいいけど、こっちも良い。録音テクニックの幅が広がりました。   ■コロナで変わる日常 コロナをテーマとする作品を制作する事により「こんな時にしかできない!」そんな作風も誕生しました。もちろん、心温まるテーマではありませんが、それにしても世の中をこれだけ変化させてしまう出来事となれば、作家としては、それを表現したくなる、という事があります。むしろ「しなければ!」という使命感が芽生えるのかもしれません。 ライブラリは普遍的であるべきという信念の元、世の中の流行を軸にして曲作りを行う慣習は、基本的にナッシュにはありません。しかしながら、今回の世界的な感染拡大は、流行の範疇ではなく、人類が将来設計を見直し始める大きな局面となっています。出来上がった作品には、混沌とした社会から受け取った違和感だけでなく、新しい日常に応じていくアーティストの姿勢まで反映されています。   【Stucktopia】アーティスティックで自由自在のサウンドメイク。新しい日常の風景=不思議な感覚に彩られた「今・この瞬間」を鮮明に描き出すエレクトロサウンドです。   【新しき日常】世の中はひっくり返り、常識は覆され、これまでにない現象が起こり、非日常的な風景が広がっていく。我々が生き始めた新しい日常を、シュール/アブストラクトに描き出すアバンギャルド作品。   ■BGMアプリの誕生によって変わった制作現場 店舗・イベント・ライブ配信向けのBGMアプリ「ナッシュ音楽チャンネル」を立ち上げたことで、現場の制作スタイルにも良い影響がありました。普段制作に参加している作家たちが、自分たちの作品からBGM番組の選曲を行う事で、新しい制作プロジェクトの萌芽になるようなフィードバックがどんどん出てくるんですね。 たとえば、アジア系の飲食店向けBGMを作ろうとしたら、それなりの楽曲が意外と見つかりませんでした。CMで使用されるような派手でインパクトが強めのものはたくさんあるのですが、それでは合わない。旅番組風の躍動感や切ない雰囲気も必要ない。場面が忙しく展開していくような楽曲では、ゆっくり食事を楽しんでもらえないじゃないか...ナッシュミュージックライブラリーから選曲を行う事で、料理を楽しむのに相応しい優雅な心持ちの音楽が意外と少ないことに気づく事ができたのです。 そこで、よし、作ろう!となる。 そのようにして出来上がった作品は、BGMアプリだけではなく、ナッシュミュージックライブラリーにも収録するので、ナッシュの総合的なコンテンツバラエティの拡大に繋がっていきます。そして、作家たちが自らBGM番組の選曲を行う事により、自発的なアイデアまで提出してくれる!制作プロジェクトを立案する上で有益な、作家たちとの新しいリレーションが構築され始めました。今後、これまでの企画会議では思いつかないような作品づくりも進んでいく予感があります。 「アジアングルメ」収録の二胡を演奏する鳴尾牧子氏 2021年度はどんな作品が出来上がるのか、今からとても楽しみです。ボーカル作品を増やしたい!とか、やりどころのない悲しみを追求したい!とか、オシャレなアフリカンが作りたい!とか、メルヘンチックかつアップテンポな楽曲を作りたい!とか、やりたい事が多すぎて、言い出したらキリがないんですが、できるものからどんどん、着実に実現していく2021年度にしたいと思います。 近藤 学 (取締役制作部長)

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業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、 ナッシュミュージックライブラリーに関することを わかりやすく説明します

こちらは営業チームの会話形式ブログになります。業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明させていただきます。皆様のお悩み解決にお役立ていただけますように! 「著作権ロイヤルティフリーとは」 A:さて第1回 「業務用音楽ライブラリーてなあに?」の続きとなります。 本日は「著作権ロイヤルティフリー」についてお送りします。 ひと言でいうと「商用利用できる素材」という認識ですよね。音楽以外にも、画像、写真、映像、フォントなどがあります。ナッシュスタジオでも、WEBサイトやDMで使用するロイヤルティフリー画像のライブラリーと契約しています。J:著作権ロイヤルティフリーは、その名のごとくロイヤルティフリー=著作権のロイヤルティが無料(フリー)って意味だね。市販音源(商業用レコード)の場合は、「使うたびに支払う権利使用料=ロイヤルティ」を払うケースが多いんだ。A:Jasracさんに委託された音楽(市販音楽)そのまま使用する場合、 1. レコード会社に使用許可できるか確認、著作隣接権使用料(音源使用料)支払い2. JASRACに申請、使用料支払い ですものね。J:そうそう!たとえば「夢の印税生活」って言葉があるけど「印税」って著作物がコピーして販売されたり、放送されたりしたら権利者に支払われる使用料のことを指している。もちろんこれら以外にもいろんな使われ方があるからそのたびに権利者に著作権料が支払われることが一般的なんだよ。で、そのロイヤルティが「不要=フリー」 ということは、使われるたびに支払われる印税(著作権使用料)がいらないってこと。A:その分、ロイヤルティフリー素材には、最初から使用料が含まれている=単価が高い場合が多いんですよね。でも「著作権フリー」で検索すると、無料の素材もいっぱいでてきますね!J:誰かによって定義づけられたわけではないけど、広義的な意味で「著作権フリー」が存在するならば、「著作権ロイヤルティフリー」はそのうちロイヤルティについてはフリー扱いという考え方がわかりやすいかな。「著作権フリー」を、そのまま言葉通りに解釈すると、著作権を放棄したようにも読み取れるけど、本当に放棄しているの?と思ってしまうよね。A:たしかに!J:たとえば「私の作品ですが無料で自由に使っていいですよ」などの謳い文句でコンテンツが配布されているケースがあったとする。著作権的には「無料=財産権は放棄」しているけど、どこまで自由に使っていいのだろう? やっぱり規約を守って使用しないと、著作権者からクレームがつく可能性もあるので気をつけないといけないよ。要するに、著作権フリーだからと言ってなんでもかんでも好きにしていいってわけではないんだよね。 A:値段が無料という意味での「フリー」なのか、ロイヤルティが「フリー」なのかの見極めが大切ですね。もし、海外サイトでダウンロードした素材について確認する際は、英語でやりとり頑張りましょう!Google翻訳アプリを使用すると便利ですよ。 J:「著作権フリー」のキーワードで検索して、いろんなサービスが出てきたとしても「著作権フリー」「版権フリー」「コピーライトフリー」などの言葉の定義が曖昧なため、個別に権利状況を確認する必要がでてくるね。   A:音楽に限りませんが著作物を使用する際は、「契約」や「利用規約」などに必ず目を通すなど、きちんとチェックしましょうね( ^ - ^ )ゝ それでは次回、ナッシュミュージックライブラリーの特徴についてご説明させていただきますね! 第3回 Nash Music Libraryの特徴 (1)すべての楽曲が自社制作 >> << 第1回 業務用音楽ライブラリーてなあに?   ※本記事内容は2021年3月時点の情報になります。 著者:宮下丈(営業部長)編集 / カバーデザイン:森あゆみ(マーケティングPR)

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