ピアノがみた世界 by 名倉学

Self Production Note ────────

1. 文明曲線 (ぶんめいきょくせん)
静かに緩やかに始まったその曲は、やがてどんどんスピードを増していく (文明の発達は、古代から中世にかけてはゆるやかな曲線を描く。だが、産業革命以後は科学文明の爆発へと向かい、その先には...)

2. 言詞萌芽 (げんしほうが)
言葉 (コードやメロディ) のない時代の会話を、ピアノとベースで再現 (人類はいつ言葉を覚えたのか? 言語を使うようになる前の人間のコミュニケーションを表現。言語をコー ドやメロディに置き換えたもの)

3. 人類草創 (じんるいそうそう)
アフリカに起源を持つリズムに、混沌としたピアノの音色が生まれ、やがて音楽として発展する  (人類の起源はアフリカだと言われている。どこで生まれ、どのように発展の礎を築いていったのか?)

4. 真贋両顔 (しんがんりょうがん)
嘘と真実が入り混じって耳に入ってくる。ピアノのフレーズ、ギターのフレーズ、果たしてどちらが真実なのか (人には真実と嘘の二面性がある。真顔で嘘をつく事もあるし、嘘の裏側に本音が見える事もある)

5. 最終戦争 (さいしゅうせんそう)
激しく破壊的な戦争の様子を、ピアノトリオのジャズで再現 (人類の歴史は有史より戦争の歴史だった。もし戦争が無くなる時、それは...)

6. 冠履倒易 (かんりとうえき)
楽譜の反対側からピアノを弾いて逆再生。それに、楽譜通りにメロディをかさねる  (地球の表側は昼なら、裏側は夜。北半球が夏なら、南半球は夏。全ては表裏一体でできているが...)

7. 牝牡驪黄 (ひんぼりこう)
我々の目に映るものは、果たしてその通りなのだろうか。ピアノだと思っていたものが、こんな音色を奏で るとは。(世の中には、見た目と中身が違う物がたくさんある。見た目だけで判断してしまうと...)

8. 貧富光陰 (ひんぷこういん)
同じメロディなのに、ピアノだけで弾くと明るい曲調に聞こえ、ギターが入ると暗い曲調に聞こえる (貧富の差が生まれた人類。同じメロディでも、富める者と貧しい者によって聞こえ方が違うという)

9. 七道転生 (しちどうてんせい)
まさかのドラムに転生してしまったピアノの物語 (人は死ぬと六道のどこかに生まれ変わるという。もし七つ目の転生先が...)

10. 雲壌月鼈 (うんじょうげつべつ)
美しいバラードなのに、遠くで鳴っているのは激しいドラム (平和に暮らしている人々。だが、地球の裏側では戦争や飢饉が起きている)

11. 多様共存 (たようきょうぞん)
全ての楽器が、バラバラのリズムを演奏しながら、1つの曲になる様子 (世界には様々な人種、職業、宗教などがある。それぞれがバラバラに生きているように見えて、ギリギリの部分で世界は秩序が保たれている)

名倉学 (作曲家/ピアニスト)

 

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