こちらは営業チームの会話形式ブログになります。業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明させていただきます。皆様のお悩み解決にお役立ていただけますように!

「Nash Music Libraryの特徴(3)」あらゆる用途(メディア)へ使用できること

J:さて!今回は汎用性の高さについてご説明いたします。

A:「汎用性」って難しい言葉ですね。辞書で調べると「幅広い用途に適用したり」「いろんな場面に用いることができる」「応用がきく」というようなことが書かれていますね!

J:まさにその通り。したがって...

・WEB動画・オンライン動画広告への音源使用(YouTube等)
・海外向け作品への音源使用
・販売用映像ソフト・有料配信動画への音源使用
・CMへの音源使用(制作・放送・配信)
・家電/機械装置への音源組込
・スマホアプリ/ゲーム作品への音源使用

と、いったあらゆる用途に追加料金なしで使用することができるんです!

A:これは便利!でもこれって、世の中の音楽的には、結構難しかったりもするんですか?

J:難しいといえばそうかも.....。なんとなく「JASRAC/Nextoneなどに申請さえすれば料金はかかるけど問題なく使えるのでは?」という思い込みを持っている人もいるかもしれないので、改めて説明をしますね。簡単にいうと、以下がクリアできれば使えるんですが、意外とこのハードルが高い。

・音源を扱っている管理団体や会社が、使用目的に沿った内容を担当しているか
・権利者がOKを出してくれるかどうか
・使用料金に関して権利者と合意できるか

例えば、有名アーティストの音楽をTV番組のテーマソングに使っているから、WEBの有料動画配信に使えるわけではないんだよ。特に外国の音楽だと、商用目的に使おうと思っても管理団体は取り合ってくれないので、直接権利者と交渉しないといけないこともあるんだ。

A:ええー(°_°)それは大変。

J:日本では、「包括契約」という仕組みが特別に適用されているので、有名アーティストの曲とかをバンバンTV番組の演出に使ったりできるけど、本来、海外(特に欧米諸国)ではアーティストの音楽作品は純粋に音楽を楽しむために作られたものであって、そういった音楽作品を素材的には使わないというのが共通認識なんだよ。

だから海外ではTV番組とか動画配信などに使える「ライブラリー音源会社」というものが存在していて、これを日本国内で取り扱っている会社があるんだよね。いわゆる「サブパブリッシャー」「代理店」などと呼ばれている。

A:なるほどー!じゃあそこに聞けば、海外のかっこいい音源もサクッと使えるかもしれないんですね。

J:YES!......と言いたいところだけど、すべての使用目的に対して交渉権限を持っているとは限らない。要するに、具体的に聞いてみないと取り扱ってもらえるかわからない。著作権には支分権というものがあり「放送なら演奏権、DVDなら複製権、音楽CDなら録音権」などに分かれているんだ。で、使いたい用途をこれらの支分権に当てはめていって、ようやく「あ!これは演奏権だからこの団体・会社だな、とかこの会社に聞けば交渉できそうだな」というようになってくるんだ。

A:でも、今の世の中、多メディア化といわるようにコンテンツが1つの使用用途に収まることって少ないですよね。「TV番組⇒SNS発信⇒動画配信⇒DVD・グッズ販売・イベント展開」といったプロモーション展開なんて山ほどあるし。。展開するたびに、1つずつ確認してたら時間がかかりますね。

J:絶対に使いたい曲があるなら、少し手間はかかるけど今言ったようなことを乗り越えれば使うことができるんだ。ただ、使う曲全てでこれをやってたら大変だよね。前回ご説明させていただいた「すべての楽曲を自社で管理していること」ということがここで役立ってくるというわけ。

A:自社で音源をハンドリング、自社制作だと、元の権利者に確認する必要もないんですし、お客様の側からするとNash Musisc Libraryに聞けば一発OK!あらゆる用途に使用OKだと便利ですね。

J:そうだね。かんたんに言うとNASHの音源は完パケ状態(音源がほかのコンテンツに同期されている)であればあらゆる用途に追加料金なしで使用できるからね。ぜひみなさまにもご活用いただきたいところです!

A:さて、Nash Music Libraryの特徴を、3回にわたって説明させていただきました!ご不明な点がある方はいつでもお問い合わせフォームからご質問くださいね〜

第6回 「音楽は波!音楽データについて考えてみよう」>>

<< 第4回 「Nash Music Libraryの特徴 (2)すべての楽曲を自社で管理していること」

※本記事内容は2021年6月時点の情報になります。

著者:宮下丈(営業部長)
編集 / カバーデザイン:森あゆみ(マーケティングPR)