こちらは営業チームの会話形式ブログになります。業務用音楽を中心に、音楽に関する著作権についてや、ナッシュミュージックライブラリーに関することをわかりやすく説明させていただきます。皆様のお悩み解決にお役立ていただけますように!

「著作権ロイヤルティフリーとは」

A:さて第1回 「業務用音楽ライブラリーてなあに?」の続きとなります。 本日は「著作権ロイヤルティフリー」についてお送りします。

ひと言でいうと「商用利用できる素材」という認識ですよね。音楽以外にも、画像、写真、映像、フォントなどがあります。ナッシュスタジオでも、WEBサイトやDMで使用するロイヤルティフリー画像のライブラリーと契約しています。

J:著作権ロイヤルティフリーは、その名のごとくロイヤルティフリー=著作権のロイヤルティが無料(フリー)って意味だね。市販音源(商業用レコード)の場合は、「使うたびに支払う権利使用料=ロイヤルティ」を払うケースが多いんだ

A:Jasracさんに委託された音楽(市販音楽)そのまま使用する場合、

1. レコード会社に使用許可できるか確認、著作隣接権使用料(音源使用料)支払い
2. JASRACに申請、使用料支払い

ですものね。

J:そうそう!たとえば「夢の印税生活」って言葉があるけど「印税」って著作物がコピーして販売されたり、放送されたりしたら権利者に支払われる使用料のことを指している。もちろんこれら以外にもいろんな使われ方があるからそのたびに権利者に著作権料が支払われることが一般的なんだよ。で、そのロイヤルティが「不要=フリー」 ということは、使われるたびに支払われる印税(著作権使用料)がいらないってこと。

A:その分、ロイヤルティフリー素材には、最初から使用料が含まれている=単価が高い場合が多いんですよね。
でも「著作権フリー」で検索すると、無料の素材もいっぱいでてきますね!


J:誰かによって定義づけられたわけではないけど、広義的な意味で「著作権フリー」が存在するならば、「著作権ロイヤルティフリー」はそのうちロイヤルティについてはフリー扱いという考え方がわかりやすいかな。「著作権フリー」を、そのまま言葉通りに解釈すると、著作権を放棄したようにも読み取れるけど、本当に放棄しているの?と思ってしまうよね。

A:たしかに!

J:たとえば「私の作品ですが無料で自由に使っていいですよ」などの謳い文句でコンテンツが配布されているケースがあったとする。著作権的には「無料=財産権は放棄」しているけど、どこまで自由に使っていいのだろう? やっぱり規約を守って使用しないと、著作権者からクレームがつく可能性もあるので気をつけないといけないよ。要するに、著作権フリーだからと言ってなんでもかんでも好きにしていいってわけではないんだよね。

A:値段が無料という意味での「フリー」なのか、ロイヤルティが「フリー」なのかの見極めが大切ですね。もし、海外サイトでダウンロードした素材について確認する際は、英語でやりとり頑張りましょう!Google翻訳アプリを使用すると便利ですよ。

J:「著作権フリー」のキーワードで検索して、いろんなサービスが出てきたとしても「著作権フリー」「版権フリー」「コピーライトフリー」などの言葉の定義が曖昧なため、個別に権利状況を確認する必要がでてくるね。  

A:音楽に限りませんが著作物を使用する際は、「契約」や「利用規約」などに必ず目を通すなど、きちんとチェックしましょうね( ^ - ^ )ゝ

それでは次回、ナッシュミュージックライブラリーの特徴についてご説明させていただきますね!

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※本記事内容は2021年3月時点の情報になります。

著者:宮下丈(営業部長)
編集 / カバーデザイン:森あゆみ(マーケティングPR)